土屋ＨＤ、今期最終を一転90％減益に下方修正

　土屋ホールディングス <1840> [東証Ｓ] が9月13日大引け後(15:30)に決算を発表。22年10月期第3四半期累計(21年11月-22年7月)の連結最終損益は8.3億円の赤字(前年同期は4.1億円の赤字)に赤字幅が拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の5億円→0.4億円(前期は4.7億円)に90.8％下方修正し、一転して90.4％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した5-10月期(下期)の連結最終利益も従来予想の12.2億円→7.7億円(前年同期は8.6億円)に37.0％減額し、一転して10.8％減益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である5-7月期(3Q)の連結最終損益は1億円の赤字(前年同期は0.1億円の赤字)に赤字幅が拡大し、売上営業損益率は前年同期の0.2％→-2.0％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期の連結業績予想につきましては、売上高は、不動産事業においてドミナント戦略による重要拠点への集中的な拠点展開が功を奏したことなどから、当初予想を上回る見込みであります。　一方で、利益面ではウクライナ情勢の長期化及び日米の金利差拡大による円安等の影響からエネルギー価格・原材料価格の高騰など想定外の要因が発生し、対応を進めてまいりましたが、住宅事業において、当初の想定以上に建築コストが高騰したため、利益率が低下、加えて事業拡大に向け、期初から進めていた積極的な先行投資費用の増加により、営業利益及び経常利益ともに当初予想を下回る見込みであります。　また、各事業セグメントの収益構造が変化したことにより、連結での税負担率が当初予想以上に上振れたことから、親会社株主に帰属する当期純利益への影響が大きくなる見込みとなりましたので、上記の通り修正いたします。※本資料の予想は、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。