＜前場の注目銘柄＞＝前田建、工事採算が大きく改善

　前田建設工業<1824.T>が本格反騰に転じてきた。

　公共投資が拡大するなか、採算重視の選別受注により、土木、建築ともに粗利率が大きく改善。今１５年３月期は連結営業利益９０億円（前期比１４．６％増）と前期に続いて最高益更新を見込むが、第２四半期で６２億８０００万円（前年同期比２．３倍）を達成しており、上振れ期待が強い。来期からは実験線で実績を持つリニア中央新幹線の工事の発注が本格化、空港や有料道路の主要案件についても受託者が決定する見込みで、今後の受注、受託動向が株価を刺激していく。

　テクニカルも日足が陽転し週足は陰転を回避、大勢上昇トレンドを確認している。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）