西松建、今期経常を16％上方修正

　西松建設 <1820> [東証Ｐ] が2月6日午前(09:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比25.3％増の156億円に伸びた。
　併せて、通期の同利益を従来予想の147億円→170億円(前期は131億円)に15.6％上方修正し、増益率が11.6％増→29.0％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の40.4億円→63.4億円(前年同期は26.1億円)に56.9％増額し、増益率が54.5％増→2.4倍に拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比2.6倍の49.8億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の2.6％→4.8％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　個別業績予想につきまして、売上高は、完成工事高及び不動産事業等売上高が想定を上回る見込みであることから、前回予想を11,000百万円上回る見込みです。営業利益につきましては、主に不動産事業等売上高の上振れにより不動産事業等総利益が想定を上回る見込みであることから、前回予想を1,000百万円上回る見込みです。経常利益につきましては、営業利益の上振れに加え、為替差益等が見込まれることから、前回予想を1,800百万円上回る見込みです。これに伴い、当期純利益が前回予想を1,400百万円上回る見込みです。なお、連結業績予想につきましても、個別と同様の理由で修正いたします。●配当予想の修正について　当社は、「中期経営計画2025」に基づき、連結配当性向70％を目標に株主還元を実施することとしております。2024年３月期の期末配当予想につきましては、今後の業績動向を踏まえ適切な時期に決定する予定であり、決定次第、速やかにお知らせいたします。（注）上記の予想は、現時点において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績等は今後様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。