松井建、前期経常を60％下方修正

　松井建設 <1810> [東証Ｓ] が5月7日昼(12:00)に業績修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の19億円→7.6億円(前の期は27億円)に59.6％下方修正し、減益率が29.7％減→71.6％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の9.9億円の黒字→1.4億円の赤字(前年同期は14.7億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高につきましては、一部の長期大型工事の進捗が遅れたこと等により、前回予想数値を若干下回る見込みです。 利益面につきましては、一部の長期大型工事において資機材価格の高騰及び労務費の上昇に伴い採算が悪化しておりましたが、改めて今後の調達を含め総原価の見積りを精査したところ、上記要因に加え、工程促進費用の発生等によりさらなる悪化が見込まれることから、あらたな損失の計上及び工事損失引当金繰入額で約11億円を計上することとなりました。これにより営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益が前回予想を下回る見込みです。 当連結会計年度において再度業績予想の修正を行うこととなったことにつきまして、関係者各位にはご心配とご迷惑をお掛けすることとなり、深くお詫び申し上げます。配当予想について配当予想につきましては、2023年5月12日に公表いたしました年間配当を26円とするこれまでの予想に変更はございません。 1株当たり配当金（円）2024年3月期 第2四半期末（実績）13円00銭 期末（予想）13円00銭　 合計26円00銭※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって当該予想数値と異なる可能性があります。