長谷工、１１年３月期連結純利益予想は７２％増の１００億円、マンション市況の回復見込む

　長谷工コーポレーションは１３日引け後、１０年３月期決算を発表した。

　１１年３月期連結業績予想は、営業利益が前期比４７．８％増の２５３億円、純利益は同７２．０％増の１００億円。マンション市況の回復による不動産事業の改善を想定しているほか、前期に続いて経費削減に取り組む。

　１０年３月期連結営業利益は前期比９．９％増の１７１億１８００万円となった。コスト削減などにより、不動産事業の営業損失が前期の１０６億円から２１億円に縮小した。半面、建設事業の営業利益は、マンション市況の低迷により前期比１４．４％減の１７２億円となった。最終損益は、前期に取引先の倒産などによる貸倒引当金繰入額８０億円を特別損失に計上した反動から、５８億１４００万円の黒字（前期は７５億９６００万円の赤字）となった。

　１３日終値は３円高の９７円。



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社