高松Ｇが急騰、１０年３月期の利益予想を増額、工事利益率や業務の改善が奏功

　中堅ゼネコンの高松コンストラクショングループ（高松Ｇ）が急騰、一時１２３円高の１２６７円まで買われている。１５日引け後に、１０年３月期連結利益の上方修正を発表、材料視されている。

　売上高は１８４０億円から１６７０億円（前期比９％減）に引き下げたものの、営業利益を５４億円から７４億円（同３７％増）、純利益を１５億円から３２億円（同５倍）に増額した。主に子会社の青木あすなろ建設で、採算性を重視した受注を徹底したことで売上高は減少となった。ただ、工事利益率の改善や業務の合理化・効率化などによりコスト削減で利益額は増加する見通し。

　前期の配当については、普通配当９円に特別配当５円を加え、期末配当は１４円（前期実績１４円、記念配当５円を含む）となる予定。

　午前９時４４分時点の株価は高松Ｇが４８円高の１１９２円、青木あすなろは１円安の４２３円。



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社