4,889円
日本電技のニュース
*15:40JST 日本電技 Research Memo(10):産業システムが苦戦の一方、空調計装は引き続き引き合いが強い
■業績動向
3. セグメントの状況
セグメント別では、空調計装関連事業の業績は非常に好調だったが、産業システム関連事業は苦戦した。空調計装関連事業の受注高は選別受注している分1ケタ台の増加にとどまっているが、引き合いは強く、不採算工事がほとんどなくなった模様である。産業システム関連事業は、繁忙な空調計装関連事業への人材支援などにより、期初の業績予想を達成できなかった。
日本電技<1723>の空調計装関連事業の業績は、受注高が37,276百万円(前期比5.7%増)、売上高が34,864百万円(同17.0%増)、セグメント利益が9,659百万円(同39.0%増)となった。受注高については、新設工事では工場や医療施設向け物件などが好調で15,686百万円(同11.4%増)、既設工事では事務所や医療施設向け物件などが増加して21,589百万円(同1.9%増)となった。売上高については、新設工事が大型の半導体関連工場や首都圏オフィスビルなどの物件が増加して13,473百万円(同31.1%増)、既設工事は大型のオフィスビルや公共施設などの物件があって21,391百万円(同9.6%増)となった。新設工事、既設工事ともに引き合いが強く大型化と高採算化が進行しているが、次期繰越工事高も23,370百万円(同11.5%増)と引き続き引き合いが強い状況にある。
産業システム関連事業の業績は、受注高が3,795百万円(前期比0.0%増)、売上高が4,029百万円(同10.8%減)、セグメント利益が256百万円(同43.8%減)となった。受注高については、電気工事などが減少したものの、食品工場向け生産管理システムの増加などにより前年並みを確保した。売上高は、電気工事や産業用ロボット関連工事などが減少して苦戦した。苦戦の要因は、繁忙の空調計装関連事業に人材を拠出したこと、当期受注・当期売上という小型案件メインから、これは良い傾向なのだが、工場全体やシステム設計、フィールド工事といったスケールの大きい提案を要求されるようになり、事業としての難易度が上がってリードタイムも長くなってきたことが考えられる。次の成長ステージへの産みの苦しみと言うこともできるのだろうが、次期繰越工事高も電気工事などが減少、1,768百万円(同11.7%減)と厳しいものとなった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
<SO>
3. セグメントの状況
セグメント別では、空調計装関連事業の業績は非常に好調だったが、産業システム関連事業は苦戦した。空調計装関連事業の受注高は選別受注している分1ケタ台の増加にとどまっているが、引き合いは強く、不採算工事がほとんどなくなった模様である。産業システム関連事業は、繁忙な空調計装関連事業への人材支援などにより、期初の業績予想を達成できなかった。
日本電技<1723>の空調計装関連事業の業績は、受注高が37,276百万円(前期比5.7%増)、売上高が34,864百万円(同17.0%増)、セグメント利益が9,659百万円(同39.0%増)となった。受注高については、新設工事では工場や医療施設向け物件などが好調で15,686百万円(同11.4%増)、既設工事では事務所や医療施設向け物件などが増加して21,589百万円(同1.9%増)となった。売上高については、新設工事が大型の半導体関連工場や首都圏オフィスビルなどの物件が増加して13,473百万円(同31.1%増)、既設工事は大型のオフィスビルや公共施設などの物件があって21,391百万円(同9.6%増)となった。新設工事、既設工事ともに引き合いが強く大型化と高採算化が進行しているが、次期繰越工事高も23,370百万円(同11.5%増)と引き続き引き合いが強い状況にある。
産業システム関連事業の業績は、受注高が3,795百万円(前期比0.0%増)、売上高が4,029百万円(同10.8%減)、セグメント利益が256百万円(同43.8%減)となった。受注高については、電気工事などが減少したものの、食品工場向け生産管理システムの増加などにより前年並みを確保した。売上高は、電気工事や産業用ロボット関連工事などが減少して苦戦した。苦戦の要因は、繁忙の空調計装関連事業に人材を拠出したこと、当期受注・当期売上という小型案件メインから、これは良い傾向なのだが、工場全体やシステム設計、フィールド工事といったスケールの大きい提案を要求されるようになり、事業としての難易度が上がってリードタイムも長くなってきたことが考えられる。次の成長ステージへの産みの苦しみと言うこともできるのだろうが、次期繰越工事高も電気工事などが減少、1,768百万円(同11.7%減)と厳しいものとなった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
<SO>
この銘柄の最新ニュース
日本電技のニュース一覧- <07月16日の5日・25日移動平均線ゴールデンクロス銘柄> 2024/07/17
- コーポレート・ガバナンスに関する報告書 2024/06/27 2024/06/27
- 譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ 2024/06/26
- 日本電技 Research Memo(15):DOE4%を基準に累進的な配当を基本に、機動的な自己株式取得も実施へ 2024/06/21
- 日本電技 Research Memo(14):市場に持続的に評価される企業価値を創出 2024/06/21
マーケットニュース
- パリ五輪・直前! メダルラッシュで勇躍する関連株を追う <株探トップ特集> (07/22)
-
明日の株式相場に向けて=逆張り個人の半導体全力買いは奏功するか (07/22)
- ハートシードの公開価格は1160円に決定、7月30日グロース市場に新規上場 (07/22)
- 22日香港・ハンセン指数=終値17635.88(+218.20) (07/22)
日本電技の取引履歴を振り返りませんか?
日本電技の株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは![アセプラ(アセットプランナー)](https://assets.minkabu.jp/images/stock/img_asset_tradehistory.png)
※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。