２６日の株式相場見通し＝米株安受け軟調、下値売り込みにくく２万１０００円メドか

　２６日の東京株式市場は、前日の米国株市場でＮＹダウやナスダック総合指数など主要指数が下落したことを受け売りに押される展開となりそうだ。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数の下げが目立つことで、東京市場でもハイテクセクターに向かい風が強い。為替の円高警戒感もくすぶる。売買代金低調で買い向かう動きは限られる一方、大きく下値を売り込む動きも見込みにくく、日経平均株価は２万１０００円近辺で下値を探る動きとなりそうだ。

　２５日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前営業日比１７９ドル３２セント安の２万６５４８ドル２２セントと反落。ナスダック総合株価指数は、同１２０．９７９ポイント安の７８８４．７１７と３日続落した。市場コンセンサスを下回る経済指標が相次いだことや、ＦＲＢによる早期利下げ期待がやや後退し市場心理が弱気に傾いた。

　日程面では、きょうは通常国会の会期末に当たる。また東証２部にヤシマキザイ<7677.T>が新規上場する。海外では５月の米耐久財受注額、米５年国債入札などが注目される。

出所：minkabuPRESS