２５日の株式相場見通し＝模様眺めで小動き、Ｇ２０サミット前に手掛かり材料難

　２５日の東京株式市場は、模様眺めムードのなか狭いレンジでのもみ合いが予想される。前日の米国株市場が方向感なく小幅な値動きとなったが、これに追随する展開。週末のＧ２０大阪サミットを前にこの結果を見極めたいとの思惑が、売り買いともに手控えさせる背景となる。外国為替市場では１ドル１０７円台前半でもみ合う展開だが、手掛かり材料難のなかで円高への警戒感は払拭されておらず、引き続きドル円相場の動向は注目される。また、中国・上海株市場の動きなどにも注意しておく必要がある。

　２４日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前営業日比８ドル４１セント高の２万６７２７．５４ドルと反発。ナスダック総合株価指数は、同２６．０１１ポイント安の８００５．６９６と続落した。米中協議の事務レベルでの再開が伝わり、これが全体相場に追い風となったが、ヘルスケア関連に売りがかさみ上値を押さえる格好となった。

　日程面では、４月２４～２５日に行われた日銀の金融政決定会合の議事要旨が開示されるほか、５月の企業向けサービス価格指数が発表される。またインフォネット<4444.T>が東証マザースに新規上場する。海外では、５月の米新築住宅販売件数と６月の消費者信頼感指数が発表される。

出所：minkabuPRESS