東京株式（寄り付き）＝急反落、米中貿易摩擦懸念を背景とした米株急落を嫌気

　２３日の東京株式市場は大きく売りが先行、寄り付きの日経平均株価は前営業日比４０３円安の２万１１８８円と急反落。

　前日の米国株市場ではＮＹダウが７００ドルを超える下げをみせたほか、ナスダック指数も１８０ポイント近く下落するなど波乱の様相を呈した。これを受けて東京市場でも主力株をはじめ幅広い銘柄が売りを浴びる展開となっている。外国為替市場では１ドル＝１０５円台を割り込む円高で、これも輸出株中心に逆風材料となっている。トランプ米大統領が２２日、中国による知的財産権の侵害を理由に中国製品に新たな関税を課す制裁措置を正式発表したことを受け、米中貿易摩擦が激化するとの懸念が、先物主導でリスク回避の流れを加速させている。

　寄り付き時点で業種別では３３業種全面安で、値下がりで特に目立つのは鉱業、鉄鋼、不動産、保険、非鉄など。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）