東京株式（寄り付き）＝買い先行、手掛かり材料に乏しいなか売買交錯

　２３日の東京株式市場は買い先行で始まり、寄り付きの日経平均株価は前日比４２円高の２万１５２円と反発。

　前日の欧州株市場は高安まちまち、米国株市場でもＮＹダウが小幅安でナスダック指数は小幅高と方向感の定まらない展開が続いている。東京市場でもここ日経平均は出来高減少傾向のなかで狭いレンジのもみ合いが続いており、きょうも売り買い交錯のなか一進一退の展開が予想される。外国為替市場では１ドル＝１１１円台前半のもみ合いで全体相場に与える影響は限定的だが、主力株への積極的な買いは見込みにくく、中小型株中心の個別株物色が続きそうだ。

　寄り付き時点で業種別では３３業種中、２０業種前後が高い。値上がり上位にガラス土石、非鉄、その他金融、精密機器、卸売など。半面、値下がりで目立つのは空運、食料品、鉄鋼、電力ガスなど。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）