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明日の株式相場見通し=短期大幅上昇の反動で売り優勢、連日の薄商いに懸念も
あす(31日)の東京株式市場は、きょうまでの4日続伸で日経平均株価が合計569円高と短期間に大幅な上昇をみせていることから、その反動もあり利益確定の売りが先行する展開となりそうだ。終値ベースで4月27日以来の1万7000円台を回復したこともあり、目先的な目標達成感からの売りも想定される。
市場関係者からは「30日も東証1部の売買代金は1兆5604億円と今年最低を更新し、8営業日連続で2兆円割れとなった。現地30日の米株式市場がメモリアルデーで休場となることから、あすの東京株式市場は一段と薄商いとなる懸念もある。極端な薄商いでの1万7000円回復とあって信頼性の乏しさは否めない」との見方が出ていた。
30日の東京株式市場は終始買い優勢の展開。前場後半から日経平均株価は上げ幅を拡大し、終値は前週末比233円18銭高の1万7068円2銭と4日続伸した。外国為替市場で、1ドル=111円台前半まで円安・ドル高が進行したことを好感して、輸出関連の主力銘柄中心に買いが優勢となった。また、安倍晋三首相が、消費増税の再延期の方向で調整を続けていることに対しても、市場は景気の下支えにつながると受け止めているようだ。
日程面では、4月の鉱工業生産指数・有効求人倍率・完全失業率・家計調査・新設住宅着工戸数、4月の自動車生産・輸出統計に注目。海外では、米4月の個人消費支出、ユーロ圏5月の消費者物価指数、ユーロ圏4月の失業率が焦点となる。(冨田康夫)
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
市場関係者からは「30日も東証1部の売買代金は1兆5604億円と今年最低を更新し、8営業日連続で2兆円割れとなった。現地30日の米株式市場がメモリアルデーで休場となることから、あすの東京株式市場は一段と薄商いとなる懸念もある。極端な薄商いでの1万7000円回復とあって信頼性の乏しさは否めない」との見方が出ていた。
30日の東京株式市場は終始買い優勢の展開。前場後半から日経平均株価は上げ幅を拡大し、終値は前週末比233円18銭高の1万7068円2銭と4日続伸した。外国為替市場で、1ドル=111円台前半まで円安・ドル高が進行したことを好感して、輸出関連の主力銘柄中心に買いが優勢となった。また、安倍晋三首相が、消費増税の再延期の方向で調整を続けていることに対しても、市場は景気の下支えにつながると受け止めているようだ。
日程面では、4月の鉱工業生産指数・有効求人倍率・完全失業率・家計調査・新設住宅着工戸数、4月の自動車生産・輸出統計に注目。海外では、米4月の個人消費支出、ユーロ圏5月の消費者物価指数、ユーロ圏4月の失業率が焦点となる。(冨田康夫)
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