今夜はイェレン発言に注目・・・・・

利上げペースや目標レベルへのヒントはあるか？・・・

昨日の海外市場では、米ＩＳＭ製造業景況指数が48.6まで低下し、2012年11月以来、3年ぶりに好不況の分岐点である50ポイントを割り込み、2009年6月以来の弱い数字となった事から、米長期金利とドルが急低下となりました。

本日の東京市場では、日経平均株価が反落した事もあり、ドルを買う動きは限定的なものとなりました。それでも、明日のＥＣＢの追加緩和観測や週末の雇用統計発表への期待感がドルを支え、現在は123円台を回復しています。

今夜はユーロ圏の消費者物価指数や米国のＡＤＰ雇用者数等の発表があり、これが明日のＥＣＢと明後日の雇用統計にも関係するだけに、市場は注目しています。又、今日、明日と連日、イェレン・ＦＲＢ議長の発言が予定されており、此方も注目されています。

これまで、イェレン議長は、「利上げ開始時期よりも利上げの道筋が重要」と繰り返し述べていました。それ故、今回も、来年以降の利上げペースや、利上げの目標レベル等に対して、何らかのヒントを与えてくれるかがドルの上昇ペースに関係する為、重視されそうです。