ドル、揉み合いながらも堅調か?・・・・・

著者:柳澤浩
投稿:2015/11/20 16:19

ECBとFRB高官発言を材料に・・・・・

昨日の海外市場では、18日発表のFOMC議事要旨発表後に高まった、米利上げ観測を受けてのドル買いが一服となり、ユーロドルが一時、1.07ドル台後半まで続伸となり、NY株と共に、ドル円は反落して、一時、122円台半ばまで下落しました。

本日の東京市場では、朝方、日経平均株価が反落となりましたが、午後には上昇に転じ、堅調な地合いを見せ付けました。一方、ドル円も一時、123円の大台を回復する動きを見せましたが、此方は上値も重く、現在も122円台後半での揉み合いが続いています。

今夜は、米国では重要な経済指標の発表が無く、その一方、ドラギ総裁をはじめとする複数のECB高官や、ブラード・米セントルイス連銀総裁、ダドリー・米NY連銀総裁の発言等が予定されており、発言内容を受けて、相場も一喜一憂となりそうです。

特に、ドラギ総裁が、ハト派的な発言を行うと、昨日までのユーロ買い戻しの流れが一旦途絶える可能性があり、ドル円も連れ高となりそうです。又、ブラード、ダドリー総裁がタカ派的な発言をすれば、ドル買いを強め、ドル円は再び、123円台半ばを目指す動きが予想されます。
柳澤浩
(株)FXプライム byGMOチーフアナリスト
配信元: 達人の予想