ドル円、123円台後半を臨む・・・・・

著者:柳澤浩
投稿:2015/11/18 16:03

利上げに積極的な発言があれば・・・・

 昨日の海外市場では、米10月CPI(総合指数)が予想を上回った事から、12月FOMCでの利上げ観測がやや強まり、ドルが堅調に推移。ドル円は123円台半ばまで続伸し、ユーロドルは1.06ドル台前半まで続落となりました。

 本日の東京時間は、日経平均株価が寄り付きから続伸し、一時、約3ヶ月ぶりの高値となる19,800円台まで上昇。この為、ドル円も123円台で堅調な推移を続け、一時、123.50円に近づく動きを見せました。

 しかし、昼過ぎにフランス航空機2機が爆破予告により緊急着陸とのニュースが報じられると、日経平均株価、ドル円ともに伸び悩む展開に転じました。この為、ドル円は現在、123.20円台まで押し戻されています。

 今夜は、10月FOMC議事要旨の発表が予定されています。声明文に「次回FOMCで利上げを検討」等の文言があった為、12月利上げを巡る積極的な発言が見られると予想されており、ドル円は123円台後半まで上げ幅を拡大しそうです。
柳澤浩
(株)FXプライム byGMOチーフアナリスト
配信元: 達人の予想