油研工の第２四半期営業利益８８％増、自社株買いも発表

　油研工業<6393.T>は１２日取引終了後、１６年３月期第２四半期累計（４～９月）の連結決算を発表。売上高は１４２億６２００万円（前年同期比４．６％増）、営業利益は１１億６０００万円（同８７．９％増）、最終利益は６億８８００万円（同４８．３％増）だった。既に９日に第２四半期業績予想の上方修正を発表している。中国景気減速などの影響を受けているものの、生産合理化などで採算が改善、固定費の圧縮や為替の円安効果などが利益面に寄与した。
　通期業績予想は従来見通しを据え置いた。売上高３２０億円（前期比６．４％増）、営業利益２２億円（同１４．８％増）、最終利益１１億円（同５．４％増）を見込んでいる。
　なお、同社は自社株取得枠の設定も発表。自己株式を除く発行済み株式総数１．０５％相当の４５万株、１億１５２０万円を上限に１３日朝の立会い外取引で取得する方針。

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）