<動意株・29日>(前引け)=山崎パン、フォトクリエイト、ベリサーブ

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/10/29 11:56
 山崎製パン<2212.T>=大幅高。同社が28日取引終了後に発表した15年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結決算は、売上高が7594億200万円(前年同期比3.8%増)、営業利益は180億5600万円(同37.7%増)と好調だった。コンビニ向けにドーナツなどの菓子パン類が伸びて収益に貢献したほか、食パンなどの製品値上げ効果も反映された。最終利益は減益だったものの、これは前期計上した厚生年金基金の代行返上益の反動であり、本業の儲けを示す営業利益が高水準の伸びを示したことを好感する買いが勢いを増している。

 フォトクリエイト<6075.T>=ストップ高。同社は28日の取引終了後、人工知能の最新技術を使った独自の顔認識エンジン「Faceee(フェイシー)」を開発し、ベータ版をスクールフォト販売サイト「スナップスナップ」で10月29日から利用開始できるようにしたと発表しており、新技術による業績への寄与を期待した買いが入っている。「Faceee」は、保育園から大学まで全国約3000校が導入する、日本最大級のスクールフォト販売サイトである「スナップスナップ」がこれまで撮影してきた約1億枚に及ぶ写真から、スナップ写真に写る子どもの顔を高精度に識別できるように学習したエンジン。

 ベリサーブ<3724.T>=急伸。同社は28日取引終了後、16年3月期の単独業績予想の修正を発表。売上高を70億円から75億円(前期比18.7%増)へ、営業利益を6億4000万円から7億4000万円(同20.6%増)へ、最終利益を3億8000万円から4億2000万円(同20.9%増)へそれぞれ増額しており、これが大きく好感された格好だ。同社はIT関連製品のソフト検証事業を手掛けるが、運転支援や安全システム分野の深耕に伴い、IT化が目覚ましく進捗する自動車業界の車載システム向けなどで高水準の需要を取り込んでいる。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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