JSRが急反発、16年3月期最終利益下方修正も5%の自社株消却を好感

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/10/27 09:49
 JSR<4185.T>が急反発。同社は26日取引終了後、16年3月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を4200億円から4000億円(前期比1.0%減)へ、最終利益を310億円から300億円(同0.3%増)へ修正した。合成樹脂部門は販売数量増加と原料価格下落による採算改善が寄与して大きく伸びているものの、国内タイヤ生産の低調により主力の合成ゴムの販売数量が減少、市況低迷もあって収益の足を引っ張っている。しかし、営業利益は従来予想を据え置いたほか、最終利益予想の減額幅も小さく、売り材料視する動きは乏しい。一方、同社は同日、発行済み株式数の5%に相当する1189万8660株を11月2日付で消却することを発表しており、こちらのほうが材料としてインパクトがあったようだ。信用取組は売り長で信用倍率は0.67倍と株式需給面も上値追いに有利に働いた。

JSRの株価は9時46分現在1996円(△106円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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