大成建、清水建などゼネコンはじめ建設軒並み高、国内外で政策の追い風

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/10/15 11:01
 大成建設<1801.T>清水建設<1803.T>鹿島<1812.T>など大手ゼネコンをはじめ、青木あすなろ建設<1865.T>銭高組<1811.T>浅沼組<1852.T>など中小型建設株が上値追いの動きを強めている。前日は三井住友建設<1821.T>がマンション基礎工事虚偽データ問題で売り込まれたことを受け、他の建設株にも連想売りの動きが広がったが、結果的に買い場を提供し、きょうは総じて買い戻される展開となっている。震災復興需要に加えて、ここ活発化する都市再開発や東京五輪関連のインフラ、さらにリニア中央新幹線工事とビッグプロジェクトが相次ぐ状況にあり、大手を中心にかつてない好収益環境が業績増額期待を盛り上げている。さらに、TPPの大筋合意に伴い安倍政権は日本の強みとするインフラ輸出で活路を開く構えにあることも建設セクターへの新たな切り口で注目されている。マレーシア、ベトナム、ブルネイのWTOの協定を締結していない3カ国で市場開放が進み、国土交通省が重視する東南アジア地域でのセールスに勢いがつくとの思惑が強力な追い風をもたらす。

大成建の株価は10時54分現在811円(△14円)
清水建の株価は10時54分現在1051円(△20円)
青木あすの株価は10時54分現在885円(△11円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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