日本エンターが急反発、第1四半期9%営業増益と中国新子会社設立を好材料視

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/10/05 09:39
 日本エンタープライズ<4829.T>が急反発し、一時、前週末比32円(11.9%)高の300円まで買われている。前週末2日の取引終了後に発表した第1四半期(6~8月)連結決算が、売上高13億1900万円(前年同期比0.2%増)、営業利益5700万円(同9.1%増)、純利益2400万円(同88.7%減)と、営業増益で着地したことに加えて、中国向け卸売事業などを手掛ける子会社を設立し、中国の銀潤控股集団が7月にオープンしたテーマパーク「凱蒂猫家園(ハローキティパーク)」で販売するサンリオキャラクター商品の日本からの輸出などを行うと発表したことが好感されている。
 中国新子会社は、「ハローキティパーク」で販売する商品のうち「サンリオキャラクター商品の日本からの輸出」「オリジナル商品の開発サポート」「モバイルを軸としたIT活用によるテーマパーク運営」、「事業開発支援」を推進するという。会社側では現時点における16年5月期業績への影響はないとし、16年5月期通期業績予想は、売上高61億円(前期比19.2%増)、営業利益4億5000万円(同2.4倍)、純利益1億9000万円(同7.0%増)の従来予想を据え置いているが、将来的な業績への寄与が期待されている。

日本エンターの株価は9時39分現在282円(△14円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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