ニッセンHDが続伸、15年12月期業績予想を下方修正も悪材料出尽くしとの見方強まる
ニッセンホールディングス<8248.T>が続伸。17日の取引終了後、15年12月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の1776億円から1620億円(前期比22.3%減)へ、営業損益を同56億円の赤字から66億円の赤字(前期66億2800万円の赤字)へ、最終損益を同54億5000万円の赤字から119億円の赤字(同85億1000万円の赤字)へ下方修正したが、株価は直近で下値模索の動きにあっただけに悪材料出尽くし感から買われている。
下方修正は、期初計画以上にコスト効率を重視したプロモーション投下費用の抑制や、新規カタログ削減などの販売固定費率の改善を図ったことで売上高・営業利益が減少したことが要因。また、経営合理化の一環として、ニッセンブランド大型家具事業からの撤退を決定し、それに伴い、戦略コア事業へのリソース配分の強化と全体組織体制のスリム化を図るための希望退職の募集、さらに海外検品所の整理などの実施を予定しており、経営合理化費用として約57億円の特別損失を計上する見通しであることも最終損益を悪化させるという。
ただ一方で、今回の経営合理化策により「16年12月期への影響として、約20億円の経常利益改善効果を見込んでいる」としており、今後の業績回復への期待感も買いにつながっているようだ。
ニッセンHDの株価は9時40分現在221円(△8円)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
下方修正は、期初計画以上にコスト効率を重視したプロモーション投下費用の抑制や、新規カタログ削減などの販売固定費率の改善を図ったことで売上高・営業利益が減少したことが要因。また、経営合理化の一環として、ニッセンブランド大型家具事業からの撤退を決定し、それに伴い、戦略コア事業へのリソース配分の強化と全体組織体制のスリム化を図るための希望退職の募集、さらに海外検品所の整理などの実施を予定しており、経営合理化費用として約57億円の特別損失を計上する見通しであることも最終損益を悪化させるという。
ただ一方で、今回の経営合理化策により「16年12月期への影響として、約20億円の経常利益改善効果を見込んでいる」としており、今後の業績回復への期待感も買いにつながっているようだ。
ニッセンHDの株価は9時40分現在221円(△8円)
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