ニチイ学館が大幅続落、大和が第１四半期決算を「ネガティブサプライズ」とし投資判断引き下げ

　ニチイ学館<9792.T>が大幅続落し新安値。１２日の取引終了後に発表した第１四半期（４～６月）決算で、営業損益は６億１４００万円の赤字（前年同期１２億５８００万円の黒字）と赤字に転落したことを嫌気し、前日には大幅安となったが、これをうけて大和証券では「ネガティブサプライズ」として、投資判断を「３」から「４」とし、目標株価を１１２０円から８３０円へ引き下げている。「介護事業」がヘルパー不足によるサービス供給能力の制限や４月の報酬改定、賃金引き上げなどから前年同期比１．６％減収、５１．３％営業減益となったことが大きく作用したと推測されるとしている。また、会社側はコスト構造改革に取り組むと表明し、通期業績見通しの営業利益（上期２６．９億円、通期８９．０億円）を据え置いたが、達成は困難な情勢であると判断し、前期比６９．１％減の１６億円を見込んでいる。

ニチイ学館の株価は９時２３分現在９３０円（▼５６円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）