黒田ラインとTPP、安保法制改正問題など外部環境を踏まえた銘柄探し

著者:木村佳子
投稿:2015/07/21 20:53

赤字幅縮小、低予算で投資可能な<7776>セルシード

セルシードのゴールデンチャート 日足
為替円安方向に加え、原油安も効き、いい調子で日経平均株価が上昇しています。
が、上がれば「この先、どうなる?」と疑心暗鬼になるもの。

というのも円安が一定水準まで安くなると、思わぬ横槍が入ることが珍しくないからです。
先日は日銀・黒田総裁が「これ以上円安が進行するとは思えない」と発言したと、大きく取り上げられ、一瞬、為替相場は冷水を浴びせられました。
それが一転、「相場にこれほど効くとは思わなかった」云々とのコメントが伝わり、再び、円安方向に。
が、今また、黒田発言当時の水準に近くなっていることから、「何かで一転、円高?」と気になってくるわけですね。

東芝問題もありました。トップの辞任等で悪材料出尽くし感が広がっているとはいえ、先日のトヨタ自動車の女性役員辞任等、個人投資家には思いがけないニュースによって、いつ出鼻がくじかれるかわかりません。
相場にはリスクがつきものとはいえ、「おいそれと高値追いして大丈夫?」と思う気持ちも持つでしょう。

そこで低予算で買える、まだ株価低位の同社に注目してみました。
昨今、カルナバイオの急騰などバイオ株の動意が眼を引きます。

バイオ株の多くはベンチャーという性質から、赤字や無配当、決算に際しては監査法人から「注疑」記載があったりします。入金等、不確実な場合などにこう記載されるケースが多いですね。

同社は再生医療ベンチャーが主軸で、まだまだ業績は黎明期。 配当もありませんが、相場の外部環境への読みが難しい中でのバイオ株物色の流れには乗れるのではないかと思います。

赤字幅が縮小している点
チャートが日足ベースで相当、横ばいでもみ合っている点
低予算でお試し買いに向く点

から勝算ありとみて注目しました。
買い目標は時価の700円前半で
売り目標はまずは6月23日の782円前後、展開よければその前の高値815円前後への伸びも期待できるのではないかと思います。
配信元: 達人の予想

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