★見直し買い期待★ 不二家(2211) 夏場対策で赤字幅縮小へ

著者:本村健
投稿:2015/07/13 07:48

夏場の「閑散期対策」に注目

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*7/15 追記

今週に入り、日足の一目均衡表の雲も難なく突破。 昨日迄で4連騰と堅調な推移がみられ、このまま順調に値を上げ200円を抜けてくれば、そこからは上昇ピッチは早いとみる。引き続き注目したい。
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■今回の注目銘柄■

不二家(2211)

製菓と洋菓子販売を主力とする不二家(2211)に注目したい。

不二家(2211)は、通年クリスマスケーキの売上が増える10-12月期が繁忙期で、それ以外は閑散期といってもいいが、今回は夏場の閑散期対策が注目されるといえよう。

この7月は「星に願いを!¥500お買い物券プレゼント!」・「サマーギフトコレクション2015」など夏場の閑散期において消費喚起を促すなど、積極的に営業を取り組んでいる。

不二家ネットショップ「ファミリータウン」では、BE@PBRIC(ベアブリック)第8弾の数量限定の「BE@PBRICペコちゃん1000%」が完売と好調。同ショップでは、限定アイテム、ドール・ぬいぐるみ、生活雑貨、文具などペコちゃんのグッズを多数取り揃えており、ペコちゃんTシャツ(マリン)の販売増が見込まれるなど、ネット販売好調に期待が持てる。

今2015年12月業績予想は、売上高が500億円(前期比3.4%増)、営業損益が1億円の黒字(同1億6900万円の赤字)、経常損益が5000万円の黒字(同3500万円の赤字)、最終損益が3億5000万円の赤字(同5億2300万円の赤字)と赤字幅縮小を見込んでいる。

株価は、180円割れの底値圏から昨年12月9日に高値212円と買われた後、195円を軸にもみ合いが半年以上もみ合っているが、192円を下値として固めており、煮詰まり感が出つつある。

直近で山崎製パンが保有しているミヨシ油脂(4404)が動意付いたことで、山パン子会社である不二家を見直すムードも高まると予想される。

2010年3月高値227円抜けとなれば、300円どころまで節はなくチャート妙味が膨らむだろう。今後の動向に注目したい。

本村
本村健
株式会社SQIジャパン 金融コンサルタント
配信元: 達人の予想

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