アインファーマ、クオールなど高い、「かかりつけ薬局」で優位性発揮へ

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/06/30 13:57
 アインファーマシーズ<9627.T>、クオール<3034.T>など調剤薬局大手がそろって高い。ここ政府の医療費削減の一環として、地域医療密着の「かかりつけ薬局制度」の推進が掲げられている。患者が任意で選んだかかりつけの調剤薬局が、患者の薬や体質の情報を管理し、患者宅を訪ねて副作用や飲み残しがないか確認するほか、医師に処方の変更を提案するなどの業務を行うというもので、医療費の削減だけでなく医療の質向上にもつながる。昨年の調剤報酬改定では大病院そばの「門前薬局」への調剤報酬が引き下げられる一方、24時間営業や在宅調剤などへの報酬が引き上げられており、これは地域医療密着型への変化を促す布石となっている。その際、人材確保や教育面で調剤薬局大手の優位性が一段と強まることが予想され、両銘柄ともに継続的な買いが続く背景にある。また、資生堂<4911.T>はきょう午後に子会社のアユーララボラトリーズの全株式と関連資産をアインファーマに譲渡すると発表しており、これも買いの手掛かり材料となっている。

アインファーマの株価は13時50分現在5630円(△200円)
クオールの株価は13時50分現在1621円(△19円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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