~ 小野山功が見通す「今週の株価材料」 ~
★【個人の買いは活発化か】新たな「インバウンド銘柄」を探索するのも一手
18日の東京市場で日経平均株価は4日続落し、およそ1ヶ月ぶりに2万円台を割り込みました。株高を牽引していた外国人投資家が売りで、調整色を強めたものとみられます。
■海外勢の売り越しも、個人の買いは活発化か
6月第2週(8~12日)の投資主体別売買状況によると、外国人投資家は6週ぶりの売り越しに転じました。ギリシャ問題への警戒感などから先々週に引き続き、売りを出したものとみられます。
ただ、日経平均株価が1ヶ月ぶりの安値をつける一方、新興市場の主力株【2121】ミクシィが18日、19日、週空けて22日と連日年初来高値を更新しました。
ボーナス支給日で懐具合が温まっていることもあり、個人投資家が買いを入れてきているようです。
■インバウンド関連物色が広まる
さて、先週17日(水)には5月の訪日外国人客数が発表されました。単月として過去最高だった4月には及びませんでしたが、前年をおよそ50%上回る164万人と過去2番目の高水準です。
訪日外国人増の恩恵を受けるインバウンド関連として、【3048】ビックカメラや【3086】Jフロントリテイリングが引き続き物色を集めたほか、銘柄の広がりが見られているのがポイントです。
例えば、洋菓子店の【2222】寿スピリッツや、高級レストランの【7621】うかいなどが、商いを伴って急伸しています。
12日(金)に発売された個人投資家のバイブル、会社四季報(または、日経会社情報)で、「インバウンド」、「外国人観光客」などのキーワードは入ったことで、物色を集めたものと推察しています。
寿スピリッツは、「インバウンド・免税」の文言が新たに入りましたし、うかいについては、「中国人等団体客の人気スポットに」という一文が手掛かりになった可能性があります。
まだ注目を集めていないインバウンド関連を発掘できれば、初動から利益を狙うことができます。今週は新たなインバウンド銘柄を探してみてはいかがでしょうか?
小野山 功
18日の東京市場で日経平均株価は4日続落し、およそ1ヶ月ぶりに2万円台を割り込みました。株高を牽引していた外国人投資家が売りで、調整色を強めたものとみられます。
■海外勢の売り越しも、個人の買いは活発化か
6月第2週(8~12日)の投資主体別売買状況によると、外国人投資家は6週ぶりの売り越しに転じました。ギリシャ問題への警戒感などから先々週に引き続き、売りを出したものとみられます。
ただ、日経平均株価が1ヶ月ぶりの安値をつける一方、新興市場の主力株【2121】ミクシィが18日、19日、週空けて22日と連日年初来高値を更新しました。
ボーナス支給日で懐具合が温まっていることもあり、個人投資家が買いを入れてきているようです。
■インバウンド関連物色が広まる
さて、先週17日(水)には5月の訪日外国人客数が発表されました。単月として過去最高だった4月には及びませんでしたが、前年をおよそ50%上回る164万人と過去2番目の高水準です。
訪日外国人増の恩恵を受けるインバウンド関連として、【3048】ビックカメラや【3086】Jフロントリテイリングが引き続き物色を集めたほか、銘柄の広がりが見られているのがポイントです。
例えば、洋菓子店の【2222】寿スピリッツや、高級レストランの【7621】うかいなどが、商いを伴って急伸しています。
12日(金)に発売された個人投資家のバイブル、会社四季報(または、日経会社情報)で、「インバウンド」、「外国人観光客」などのキーワードは入ったことで、物色を集めたものと推察しています。
寿スピリッツは、「インバウンド・免税」の文言が新たに入りましたし、うかいについては、「中国人等団体客の人気スポットに」という一文が手掛かりになった可能性があります。
まだ注目を集めていないインバウンド関連を発掘できれば、初動から利益を狙うことができます。今週は新たなインバウンド銘柄を探してみてはいかがでしょうか?
小野山 功