中型電装用途拡大で利益の急激な成長の継続を予想
小型モーター世界シェア50%以上。自動車電装機器向けが主力(例:ミラー、ドアロック、エアコンダンパー、パワーウィンドなど)。
同社は製品・技術の範囲を小型直流モーターに絞り込んできました。そこに特化することで技術の進化深耕を促し利用領域の拡大、製品平準化によるコスト削減、高品質低価格の実現につなげてきました。
また、海外16か所に生産拠点を設け、競合メーカーに先駆けた大量生産体制を構築(1980年半ばまでに海外100%の生産体制)していることも特徴の一つです。モーター製造は典型的な労働集約産業であるため、圧倒的な大量生産体制やローコストオペレーションを確立できれば、大きな競争力となります。
2015年12月期第1四半期の業績は、売上高19.0%増の340億8200万円、営業利益が59.1%増の56億1400万円、経常利益が49.9%増の57億7500万円、四半期純利益が47.9%増の46億8600万円と大幅な増収増益となりました。
為替レートが円安で推移した事やプロダクトミックスの改善に加え、販売数量の増加が寄与しました。
特に注目できるのが重点強化事業である中型電装用途です。パワーウィンドウやパワーシート、パーキングブレーキ用などですが、同社の主力である小型電装用途(ミラー、ドアロック、エアコンダンパーなど)に比べて、市場シェアが12%ほどと低く、また、製品単価も非常に高いため、利益が大きく伸びている訳ですが、今後も躍進が期待できると思います。
米国経済はいよいよこれから本格的な立ち上がりを見せそうです。そして自動車の電装化はますます進む見通しで、同社の事業環境は非常に明るいと思います。
一方通期予想では、売上高が8.5%増の1330億円、営業利益が14.4%増の193億円、経常利益が13.9%減の206億円、当期純利益は11.0%減の161億円の見通しです。進捗率は売上が1米ドル108円を想定為替レートに設定しており保守的に思えます。このまま円安基調がつづけば業績の上方修正も期待できるかと思います。
同社は製品・技術の範囲を小型直流モーターに絞り込んできました。そこに特化することで技術の進化深耕を促し利用領域の拡大、製品平準化によるコスト削減、高品質低価格の実現につなげてきました。
また、海外16か所に生産拠点を設け、競合メーカーに先駆けた大量生産体制を構築(1980年半ばまでに海外100%の生産体制)していることも特徴の一つです。モーター製造は典型的な労働集約産業であるため、圧倒的な大量生産体制やローコストオペレーションを確立できれば、大きな競争力となります。
2015年12月期第1四半期の業績は、売上高19.0%増の340億8200万円、営業利益が59.1%増の56億1400万円、経常利益が49.9%増の57億7500万円、四半期純利益が47.9%増の46億8600万円と大幅な増収増益となりました。
為替レートが円安で推移した事やプロダクトミックスの改善に加え、販売数量の増加が寄与しました。
特に注目できるのが重点強化事業である中型電装用途です。パワーウィンドウやパワーシート、パーキングブレーキ用などですが、同社の主力である小型電装用途(ミラー、ドアロック、エアコンダンパーなど)に比べて、市場シェアが12%ほどと低く、また、製品単価も非常に高いため、利益が大きく伸びている訳ですが、今後も躍進が期待できると思います。
米国経済はいよいよこれから本格的な立ち上がりを見せそうです。そして自動車の電装化はますます進む見通しで、同社の事業環境は非常に明るいと思います。
一方通期予想では、売上高が8.5%増の1330億円、営業利益が14.4%増の193億円、経常利益が13.9%減の206億円、当期純利益は11.0%減の161億円の見通しです。進捗率は売上が1米ドル108円を想定為替レートに設定しており保守的に思えます。このまま円安基調がつづけば業績の上方修正も期待できるかと思います。