オハラが急反発、為替差益や投資有価証券売却益で15年10月期最終損益予想を上方修正

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/06/12 09:23
 オハラ<5218.T>は、4日に年初来高値660円をつけたあと調整していたが、この日は急反発となっている。11日の取引終了後、15年10月期の連結業績見通しについて、最終損益を従来予想の収支均衡から3億円の黒字(前期1700万円の黒字)へと上方修正しており、これを好感した買いが入っている。上期に、営業外収益として為替差益1億9000万円や試作品等売却収入1億200万円を計上したことや、特別利益として固定資産売却益1億4400万円や投資有価証券売却益1億8700万円を計上したことなどが要因。なお、売上高は従来予想の234億円(前期比5.6%減)、営業利益は同5000万円(前期1億1000万円の赤字)を据え置いた。
 同時に発表した第2四半期累計(11~4月)決算は、売上高114億8100万円(前年同期比18.3%減)、営業損益5900万円の赤字(前年同期3億5300万円の黒字)、最終利益3億2500万円(前年同期比2.4倍)だった。光事業は顧客在庫調整の進展で需要減少傾向が緩和されているが、エレクトロニクス事業は石英ガラスの収益改善に遅れがあり、業績の足を引っ張った。

オハラの株価は9時12分現在646円(△35円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

関連銘柄

銘柄 株価 前日比
5218
1,150.0
(12/30)
-5.0
(-0.43%)