海外勢対個人投資家・・・・・

著者:柳澤浩
投稿:2015/06/02 16:42

高値掴みの海外勢の動向次第で・・・・

 ドル円は、昨日のISM製造業指数の強さ等を材料に、約12年半ぶりに125円の大台を一時回復しました。海外ファンドを中心に利上げ観測を根拠にドルを買い続けています。

 一方、本邦・個人投資家は、123円台からドル売りのポジションを少しずつ積み上げており、現在のマーケットはファンド勢と対決する構図となっています。

 海外ファンドとしては、125円の大台を超えた処で、オプションがらみのショート・スクィーズ等が強まって大幅高となれば、個人投資家のストップの買いも出ると見て、仕掛けた様です。

 しかし、125円台のフォロー・スルーは殆ど見られず、直ぐに反落した処を見ると、寧ろ、実需筋の売り等に阻まれたものと思われます。この為、もう一段の売り材料が出ると、短期筋の投げ売りが出るかもしれません。個人投資家にとっては、絶好のショートカバーのチャンスが来そうです。
柳澤浩
(株)FXプライム byGMOチーフアナリスト
配信元: 達人の予想