<動意株・19日>(大引け)=エイベックス、タカラバイオ、共和レザーなど
エイベックス・グループ・ホールディングス<7860.T>=3連騰。音楽配信やライブが好調なほか、16年3月期は高採算の映像配信事業の回復で営業利益は前期比26.8%増の110億円を見込む。また、株主還元にも積極的で発行済み株式数2.29%相当の100万株を上限とする自社株買いを実施(取得期間は5月19日~6月19日)するなど株高材料がそろっている。配当利回りが2.3%前後と高いだけでなく、コーポレートガバナンスが市場で意識されるなか高ROE企業への評価が高まっており、同社はROE12.2%と2ケタ水準を維持、資産効率の高い企業として改めて脚光を浴びている。
タカラバイオ<4974.T>=後場上げ幅を拡大。18日の取引終了後に、ノロウイルス検出用試薬を25日に発売すると発表しており、これを評価する動きとなっている。同試薬は、厚生労働省の「大量調理施設衛生管理マニュアル」に則り、リアルタイムPCR法でノロウイルスの検出ができる初めての検査試薬。簡便で短時間に検出できることから、ノロウイルス検査を実施する検査会社などで幅広く利用されることが見込まれており、業績への寄与が期待されているようだ。
共和レザー<3553.T>=続急伸。ビニールレザーの大手メーカーでトヨタ自動車<7203.T>系の強みを生かし自動車向け内装材が好調、15年3月期の営業40.8%増益に続き16年3月期も23.6%増の31億円と収益拡大が続く見通し。時価は2006年2月以来の高値水準にあるがPERはわずかに12倍でファンダメンタルズ面からも上値を暗示。スチュワードシップ・コード導入などもあって、コーポレートガバナンスの重要性が広く認知されるなか、新たな企業の投資尺度としてROEが定着している。同社はROEが14%台と高く、機関投資家目線でも評価余地があるとみられている。
ミューチュアル<2773.T>=ストップ高。18日の取引終了後、今16年3月期の連結業績予想を発表。売上高126億6000万円(前期比11.9%増)、営業利益10億4000万円(同13.3%増)、純利益6億1600万円(同10.3%増)と2ケタ増収増益を見込み、期末一括配当も25円と前期比2円増配を計画しており、買いが集中している。繰越受注残高は85億2100万円(前期比45.5%増)となっている。一部低採算案件の繰り越しや受注競争激化による収益面への影響が予想されるものの、業務の効率化も利益を押し上げる。
レナウン<3606.T>=急反発。きょう付の日本経済新聞で、ワールドが「全店舗の15%前後にあたる400~500店を2016年3月期中に閉店する」と報じられたことを受けて、アパレル業界の競争緩和につながり、同社へのメリットを期待した買いが入っているもよう。また、決算発表の一巡から、材料不足も指摘される中値動きの軽い同社への関心が高まるとの思惑も働いているようだ。
ハウスドゥ<3457.T>=ストップ高。18日の取引終了後、6月30日を基準日として、1対5株の株式分割を実施すると発表しており、これを好感した買いが入っている。投資単位当たりの金額を引き下げることで、より投資しやすい環境を整え、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることが目的という。効力発生日は7月1日。また、同時に3月25日に東証マザーズ市場に上場したのを記念して、従来無配の予定だった15年6月期の期末配当で20円の記念配当を実施するとあわせて発表しており、これも好材料視されているようだ。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
タカラバイオ<4974.T>=後場上げ幅を拡大。18日の取引終了後に、ノロウイルス検出用試薬を25日に発売すると発表しており、これを評価する動きとなっている。同試薬は、厚生労働省の「大量調理施設衛生管理マニュアル」に則り、リアルタイムPCR法でノロウイルスの検出ができる初めての検査試薬。簡便で短時間に検出できることから、ノロウイルス検査を実施する検査会社などで幅広く利用されることが見込まれており、業績への寄与が期待されているようだ。
共和レザー<3553.T>=続急伸。ビニールレザーの大手メーカーでトヨタ自動車<7203.T>系の強みを生かし自動車向け内装材が好調、15年3月期の営業40.8%増益に続き16年3月期も23.6%増の31億円と収益拡大が続く見通し。時価は2006年2月以来の高値水準にあるがPERはわずかに12倍でファンダメンタルズ面からも上値を暗示。スチュワードシップ・コード導入などもあって、コーポレートガバナンスの重要性が広く認知されるなか、新たな企業の投資尺度としてROEが定着している。同社はROEが14%台と高く、機関投資家目線でも評価余地があるとみられている。
ミューチュアル<2773.T>=ストップ高。18日の取引終了後、今16年3月期の連結業績予想を発表。売上高126億6000万円(前期比11.9%増)、営業利益10億4000万円(同13.3%増)、純利益6億1600万円(同10.3%増)と2ケタ増収増益を見込み、期末一括配当も25円と前期比2円増配を計画しており、買いが集中している。繰越受注残高は85億2100万円(前期比45.5%増)となっている。一部低採算案件の繰り越しや受注競争激化による収益面への影響が予想されるものの、業務の効率化も利益を押し上げる。
レナウン<3606.T>=急反発。きょう付の日本経済新聞で、ワールドが「全店舗の15%前後にあたる400~500店を2016年3月期中に閉店する」と報じられたことを受けて、アパレル業界の競争緩和につながり、同社へのメリットを期待した買いが入っているもよう。また、決算発表の一巡から、材料不足も指摘される中値動きの軽い同社への関心が高まるとの思惑も働いているようだ。
ハウスドゥ<3457.T>=ストップ高。18日の取引終了後、6月30日を基準日として、1対5株の株式分割を実施すると発表しており、これを好感した買いが入っている。投資単位当たりの金額を引き下げることで、より投資しやすい環境を整え、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることが目的という。効力発生日は7月1日。また、同時に3月25日に東証マザーズ市場に上場したのを記念して、従来無配の予定だった15年6月期の期末配当で20円の記念配当を実施するとあわせて発表しており、これも好材料視されているようだ。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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