ドル円、新たな材料待ちだが・・・・・

米鉱工業生産睨み・・・・

　ドル円は、米経済指標を見ながら、一喜一憂する展開が今日も続きそうです。本日は、米国で、ＮＹ連銀製造業景気指数、鉱工業生産とミシガン大消費者マインド指数の発表が予定されています。

　中でも鉱工業生産が注目されそうです。先月発表の3月分は、前月比-0.6%と予想の-0.3%を大きく下回り、米企業部門の売上低迷が懸念される切っ掛けとなり、ドルの下落を招きました。

　今回の4月分の数字は、前月比横ばいの予想ですが、この数字がマイナスになると、一昨日の小売売上高に続き、第2四半期の米経済の回復期待が一段と弱まってしまいます。

　既に6月ＦＯＭＣでの米利上げ開始予想はほぼ消滅しており、9月利上げ開始期待もかなり弱まっていますが、更に弱い経済指標が続くと、年内利上げが本当に可能なのかとの疑念が高まる事となり、更なるドル売りにつながるものと思われます。