【買い】常和ホールディングス(3258) 経営統合の噂

著者:小野山功
投稿:2015/05/02 08:07

“八重洲”再開発への期待も

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*5月8日追記

昨日は長い陰線を付けての下落となりました。藤田観光(9722)リゾートトラスト(4681)など、リゾートホテルを運営するこれらの銘柄に連れ安した感がありますが、藤田観光などは箱根にホテルを持つため、箱根山の噴火警戒レベルが引き上げられたことが嫌気されたようです。 常和ホールディングスに関しては、影響は軽微かと思いますので、昨日下げすぎた自律反発に期待しましょう。

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■注目銘柄
┗常和ホールディングス(3258)

オフィスビル賃貸とビジネスホテルが主力。「ホテルユニゾ」ブランドで主要都市に展開しており、ホテル事業が売上げの25%を占めています。

4月30日に発表された15年3月期業績は、営業利益が27.6%増の88億円。今期見通しは14.6%増の101億円と、非の打ちどころがない好決算でした。

同社は、東京駅の八重洲口にある「常和八重洲ビル」が旗艦ビルですが、建設からすでに50年近く経過し再開発計画が検討されています。

東京駅は国家戦略特区の指定を受けて、今後超高層ビルの建設が可能になる見通しです。立地は抜群なため、最新鋭の高層ビルに建て替えれば、収益拡大が期待できそうです。

また、同じく旧・日本興業銀行系の不動産会社である新日鐵興和不動産(非上場)との経営統合の噂も聞かれます。

現時点では噂の域を出ませんが、収益格差が開きつつある旧・富士銀行系のヒューリック(3003)への対抗心もあり、新日鐵興和との統合の可能性は低くないのではないかと考えます。

小野山 功
小野山功
株式会社SQIジャパン 金融コンサルタント
配信元: 達人の予想

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