VOYAGEが後場マイナスに転じる、3月中間期2ケタ増も材料出尽くし感強まる

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/04/22 12:57
 VOYAGE GROUP<3688.T>が後場マイナスに転じる。前引け後に第2四半期累計(10~3月)連結決算を発表し、売上高87億3900万円(前年同期比20.0%増)、営業利益11億3200万円(同14.2%増)、純利益7億4200万円(同23.3%増)と2ケタ営業増益となったが、株価は17日に年初来高値2841円をつけた後も高値圏で推移しており、材料出尽くし感から利益確定売りが出ているようだ。
 スマートフォン向けSSP(サプライ・サイド・プラットフォーム=媒体社側からみた広告効率の最大化を支援するシステム)が引き続き成長し、アドテクロノジー事業が高成長。一方のメディア事業も堅調に推移し、大幅増収増益を達成したという。なお、15年9月期通期業績予想は、売上高180億円(前期比19.6%増)、営業利益23億円(同22.3%増)、純利益13億5000万円(同21.2%増)の従来予想を据え置いている。
 同時に、SSP「Kauli」を提供するKauli(東京都渋谷区)の全株式を取得し、連結子会社化すると発表したが、これに対する反応は限定的。これによりVOYAGEの展開するSSP「Fluct」と合わせるとSSP市場における売り上げや広告配信インプレッションで国内最大級となるほか、VOYAGEの媒体社向けコンサルティングノウハウとKauliのビッグデータ解析ノウハウを相互に補完し、事業シナジーが期待できるとしている。なお、取得価額は14億8100万円の予定。

VOYAGEの株価は12時51分現在2580円(▼108円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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