Ｖテクはカイ気配スタート、スマホ向け「４Ｋ」有機ＥＬ技術を足場に雄飛へ

　ブイ・テクノロジー<7717.T>が全般に逆行してカイ気配スタート。株価は２３００～２５００円をゾーンとする底練りを続けてきたが、雌伏期間を経て浮上の機にある。同社はスマートフォン用の有機パネルの画質をフルハイビジョンの４倍の「４Ｋ」に高める製造技術を開発したと６日付の日本経済新聞が報じており、これが株価を刺激している。有機材料をガラス基板に蒸着させるときに使うマスクを改良し、微細に加工しやすい樹脂の薄膜を活用して高精細化したもので韓国サムスン電子などに技術供与を狙うと伝えている。１５年３月期営業利益は当初の２３億円から大きく下方修正されたものの前期比８割増の１０億円予想と急回復。また、手持ちの受注残が豊富で今期以降の業績にも期待がかかっている。

Ｖテクの株価は９時１２分現在２６３４円（△１９３円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）