政府・与党が今年1月に北陸新幹線の金沢―敦賀の開業時期を26年春ごろから23年春ごろに3年前倒し

著者:木村佳子
投稿:2015/03/30 08:41

見過ごし優良株の掘り起し~交通インフラ企業9月本決算の<7821>前田工繊株式会社

株式市場には実にいろんな会社が上場されていて、「へえ! こんな会社があるんだ」と日々発見が楽しいものです。
福井県に本社がある前田工繊株式会社もその一つ。

B to Bのビジネスモデルであるため、一般消費者には知名度の点で国際優良株のようには知られていませんが、連続最高益(会社四季報2015年2集…3月13日発売号)の立派な業績を上げています。

河川、道路補強などの防災用建築資材、法面工事用資材、軟弱土地対策資材、防風、防雪資材の取り扱いが年々増加しているからですが、さらに北陸新幹線の今後の開通計画として福井県がターゲットゾーンであるためこれからの飛躍も十分期待できそうです。

もう一つの柱である自動車ホイールも順調です。モノ作り福井の優秀企業として投資対象として検討したいですね。

買い場としては1000円前後狙いがまずはリスクが少ないゾーンではないかと思います。
リンク先にヤフー時系列(日)データを貼りつけましたのでご参照ください。
安値ゾーンは1000円すれすれの価格帯です。
チャートを見ると1000円割れが買えたらうれしいなという印象ですね。
3月27日の引け値は1053円。
時系列表での3月の高値は1101円なので利益獲得には1000円すれすれ狙いでないと幅は取りにくいと思います。
連続最高益なのになぜチャートがボトム形成途中なのかというと昨年7月に395万株の公募増資をしており、その消化があるからでしょう。

ここからは私の推測ですが、数年後の福井への北陸新幹線延長実現や国の最終目的である太平洋側・東海ラインの裏ルートとして日本海側の交通ロジック再構築の機運を見据えて強気の資金調達をしたのではないでしょうか。

投資イメージとしては、上下1000円すれすれラインで投資し、まずは1200円台回復というコースをみています。
煽られず、安いところを買いたいですね。

Bto B型ビジネスモデルの隠れ優良株の一つとして投資対象に検討してみてくださいね。



配信元: 達人の予想

関連銘柄

銘柄 株価 前日比
1,895.0
(11/22)
+23.0
(+1.22%)

著者のおすすめ