日立化成が４日ぶり反発、炭酸ガスでいちご苗に寄生するハダニを防除するシステムを販売

　日立化成<4217.T>が４日ぶり反発。同社は５日、化学農薬を使用せずに炭酸ガスで定植前のいちご苗に寄生するハダニを防除するシステムを４月から本格的に販売を開始することを発表した。
　新たに発売する簡易水封式いちご苗炭酸ガス処理システム「ポリシャインＳＢ」は、いちご苗の定植前日に、アルミ蒸着フィルムで形成した空間に苗を入れて、炭酸ガスを注入し、密閉したうえで２４時間置くことにより、葉の裏の成虫や卵を死滅させることができるシステム。従来型の化学農薬では、葉の裏の成虫や卵まで完全に防除できないことや従来型の化学農薬に対する抵抗性が発達しやすいなどの問題があったことから、炭酸ガス処理システムへの関心が高まりそうだ。

日立化成の株価は９時３１分現在２６６５円（△３９円）

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）