＜前場の注目銘柄＞＝Ａ＆Ｔ、底入れから浮上の機熟す

　エイアンドティー<6722.T>の戻り足に弾みがついてきた。８００円近辺を下限とするソーサーボトムを形成、一昨年には高値１８００円台後半まで買われるなど人気時の株価瞬発力は高い。

　同社は臨床検査装置や臨床検査情報システム事業などを展開し業績は好調に推移。血液中に含まれるナトリウムなどの濃度を測定する電解質センサーや血糖センサーで高い実績を持つ。

　血液検体事業が好調なほか、内製化推進に伴い利益率も向上。海外では新興国中心にアライアンスによるＯＥＭなどで顧客開拓を進め、前１４年１２月期の営業１５％増益に続き、今１２月期も増益基調が維持される公算大、連続ピーク利益更新が有望視される。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）