ドル円は押し目買い狙いで・・・・・

米雇用統計を睨んで・・・・・

　昨日の米国市場では、個人所得や個人消費支出、ＩＳＭ製造業指数が予想を下回ったにも関わらず、米国株が急伸し、米国債も急落。長期金利が大幅高となって、ドル円を押し上げ、約3週間ぶりに120円の大台を回復しました。

　ところが、今日の東京市場では、日経平均株価が伸び悩んだ事や、本田・内閣府参与が日銀さんの追加緩和に否定的な立場を表明した事で、ドル円も上値の重い展開となり、119円台に押し戻されてしまいました。

　今週は、木曜日にＥＣＢ理事会、金曜日に米雇用統計の発表がある週ですから、比較的ドルが買われ易い週だと思います。現在は、119円台半ばまで売られていますが、この辺りからは押し目買い狙いで良さそうです。

　金曜日の雇用統計が強い数字となれば、今月のＦＯＭＣに於いて、声明文から「辛抱強く」の文言は削除され、愈々、6月利上げの有無を市場がスペキュレートし始めるものと思われ、これがドルの支援材料となっているものと思われます。