★悪材料は織り込み済み★ ティラド(7236) 「好材料内包の割安低位銘柄」に期待

著者:本村健
投稿:2015/03/03 14:00

燃料電池関連で「好材料内包の割安低位銘柄」として底離れ必至

■今回の注目銘柄■

ティラド(7236)

ラジエータ・オイルクーラ・EGRクーラ・インタークーラ・レキュパレータ・空調機器用フィンコイル等の各種熱交換器を手掛ける同社。

2月10日に2015年2月期業績予想の下方修正を発表し、通期最終損益は10億円の赤字(前期は20億4600万円の黒字)を見込んでいるが、米国でのカルテル民事訴訟などの悪材料は昨年10月3日に開示されており、既に織り込み済みである。

来16年3月期は黒字転換への回復が観測されており、「燃料電池用熱交換器を国内外の有力メーカーと共同開発」を進めている他、環境に優しい「分散型発電機関連の熱交換器の開発」など材料性も豊富で今後、業績への貢献が大いに期待されよう。

株価は240円割れを下値としてもみ合っているが、PBR0.53倍と割り負け感が強く今15年3月期年間6円配当(前期比2円減)の見通しで、利回り2.3%と利回り妙味もあり見直し余地が広がろう。来期期待銘柄としても投資妙味が際出つ同社を、中長期目線で注目していきたい。

本村
本村健
株式会社SQIジャパン 金融コンサルタント
配信元: 達人の予想

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