リアルビジョンが後場大幅安、連結子会社を東京国税局が告発と報じられる

　リアルビジョン<6786.T>が後場大幅安に転じている。この日午後の日経速報ニュースで、「東京国税局が広告会社ＤＳＣと児嶋勝・前社長を法人税法違反（脱税）容疑で東京地検に告発していたことが分かった」と報じられており、ＤＳＣを連結子会社とする同社の業績への悪影響などを警戒した売りが出ているようだ。記事によると、架空の印刷外注費などを計上するなどの手口で、１３年７月期に約５億２０００万円の所得を隠した疑いだという。これに対してリアルビジョンでは、「現時点では告発の事実を確認できていないが、詳細が判明次第速やかに公表する」とコメント。また、「東京国税局による査察調査を受けて、１０年７月期から１３年７月期までの課税年度を対象として既に修正申告を完了しており、過年度法人税などは１５年３月末までに全納付を行う予定」として、業績への影響は軽微だとしている。

リアルビジョンの株価は１４時９分現在６３９円（▼８１円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）