パンチが反発、国内・中国向け堅調で１５年３月期業績予想を上方修正

　パンチ工業<6165.T>が反発し、後場に入り一時、前日比６５円（４．５％）高の１４９６円まで買われる場面があった。午後１時ごろに１５年３月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の３２８億１９００万円から３４０億４０００万円（前期比１５．６％増）へ、営業利益を同１６億１９００万円から１７億１１００万円（同４７．３％増）へ、純利益を同１０億３９００万円から１１億３４００万円（同５７．３％増）へ上方修正しており、これを好感した買いが株価を押し上げた。国内で家電・精密機器などが堅調に推移したほか、産業機械が好調を維持し、さらには高付加価値製品である食品・飲料などの新分野での売り上げが伸長したほか、中国市場で電子部品・半導体、自動車関連などの幅広い業種で売り上げが堅調だったことが要因としている。
　なお、同時に発表した第３四半期累計（４～１２月）決算は、売上高２５３億１５００万円（前年同期比１８．２％増）、営業利益１４億９６００万円（同７９．９％増）、純利益１０億８０００万円（同２．３倍）だった。

パンチの株価は１３時２３分現在１４４５円（△１４円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）