スカパーＪがプラスに転じる、視聴料単価の上昇など寄与し１５年３月期業績予想を上方修正

　スカパーＪＳＡＴホールディングス<9412.T>は全般相場の軟化を受けて朝安で始まったが切り返し、プラスに転じてきた。４日の取引終了後、１５年３月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の１６３５億円から１６４０億円（前期比４．５％減）へ、営業利益を同１８０億円から１９５億円（同１０．２％減）へ、純利益を同１２０億円から１４０億円（同４４．９％増）へ上方修正しており、これを好感した買いが入っているもよう。有料多チャンネル事業で視聴料単価が上昇していることに加えて、販促費が減少していることなどが要因としている。
　なお、同時に発表した第３四半期累計（４～１２月）決算は、売上高１２２５億６８００万円（前年同期比１．３％減）、営業利益１７５億９２００万円（同３．６％増）、純利益１２９億３６００万円（同２７．４％増）だった。

スカパーＪの株価は１０時３７分現在７３６円（△２円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）