<私の相場観>=証券ジャパン・調査情報部長 大谷 正之氏

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/02/02 12:15
 今週は、米1月の雇用統計の発表を週末に控えるなど、引き続き外部要因を気にしながらの推移となりそうだ。そのなか、国内では4~12月期決算の発表が佳境を迎えることから、業績見通しを吟味しながらの個別物色が活発化する。

 先週末の米株式市場でNYダウ平均株価が大幅安したことで週初は軟調推移が予想されるが、日銀による上場投資信託(ETF)買いも想定されるため、下値は限定的となりそうだ。

 チャート面では、昨年12月8日の高値1万8030円と12月29日の高値の1万7914円を結んで延長した1万7800円水準を大きく上抜ければ、新たな上昇局面入りの期待もかかる。

 物色テーマとして訪日外国人関連を挙げたい。特に、昨年後半から訪日旅行者が急速に増加している中国が今月18~24日に春節の長期休暇を迎えることで、インバウンド需要の増加が見込める。

 個別銘柄では、訪日外国人関連として、羽田空港の発着枠拡大やアクセス環境向上が寄与する京浜急行電鉄<9006.T>、都市型立地店舗で強みを発揮するビックカメラ<3048.T>に注目。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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