スカイマークがウリ気配、民事再生法申請受け

　スカイマーク<9204.T>はウリ気配スタート。経営不振にあえぎ再建策を探っていたが、２８日に自力での再建を断念し民事再生法の適用を東京地裁に申請、受理されたことを受け寄り付きから売りが殺到するかたちとなった。東証は３月１日上場廃止を決定。負債総額は７１０億円で欧州エアバスから請求されている損害賠償などの簿外債務も考慮するとさらに膨らむ見込み。同社は１９９６年に設立され、規制緩和による新規参入航空会社の第１号で独立経営を続けてきた。しかし、格安航空会社との競争激化に伴い１３年３月期以降は業績が急速に悪化、直近は打開に向けて航空大手２社との共同運航や投資ファンドからの資金調達を図る方向で動いていたが、交渉が長期化し資金繰りに行き詰まった。なお、きょう１１時から民事再生法申請に関する記者会見を開く見通しと伝えられている。

スカイマークの株価は９時４分現在３０１円（▼１６円）ウリ気配


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）