さいか屋、消費税率引き上げ後の回復が進まず１５年２月期業績は下方修正

　さいか屋<8254.T>はこの日取引終了後、１５年２月期の業績予想の下方修正を発表。連結業績について、前回予想の売上高３６０億円を３５０億円（前期比７．２％減）、営業利益４億５０００万円を４億４０００万円（同２．４％減）、最終利益４７億２０００万円を３３億円（同３１．７倍）へ引き下げた。
　消費税率引き上げ後の回復が進まず、売上高、営業利益が前回業績予想を若干下回り、売り場改装に伴う固定資産の受贈益を計上したものの、固定資産の減損処理をしたことで最終利益も前回予想を下回る。
　なお、第３四半期累計（３～１１月）の連結決算は、売上高２５７億２３００万円（前年同期比７．３％減）、営業利益３億２１００万円（同２４．８％減）、最終損益１２億２８００万円の赤字（前年同期１億８５００万円の黒字）だった。
　あわせて、３０日付で４９億７２００万円の借入金を返済すると発表。借入金返済により営業外費用は１４年２月期に対して、１５年２月期は７００万円、１６年２月期は９６００万円減少する見込み。

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）