徳川家康公顕彰四百年、「大関ヶ原展」などさまざまなイベント

徳川家康の没後４００年

　２０１５年は、徳川家康の没後４００年を迎えることから、これを記念して徳川家康が居城としていた駿府城の地元である静岡県を中心にさまざまな取り組みが行われる。関連企業にもビジネスチャンスが到来している。

　織田信長や豊臣秀吉とともに戦国の武将として名高い徳川家康は、１６００年の関ヶ原の戦いを経て１６０３年に江戸幕府を開府。その後、２６０年間戦争のない平和な時代が続く礎を築いた。長きに渡った景気低迷から脱却して長期安定政権による景気浮揚を願う現世と重なる部分も多く、徳川家康に再度関心を寄せる人も増えている。

　このようななか、没後４００年という節目を迎え、静岡商工会議所が中心となって「徳川家康公顕彰四百年記念事業」を企画。これに絡んで積極的にイベントが行われる。静岡県への観光客増も期待され、これに関連する企業の取り組みが話題になりそうだ。テレビ朝日ホールディングス＜9409＞と博報堂ＤＹホールディングス＜2433＞の主催で家康に絡む重要文化財を集めた「大関ヶ原展」が３月２８日から東京で、６月２日から京都で開催される。また、名古屋鉄道＜9048＞は、名古屋本線や犬山線を中心とした一部の路線で「徳川家康公顕彰四百年記念事業」のラッピング電車を運行。ＫＮＴ－ＣＴホールディングス＜9726＞傘下の近畿日本ツーリストは「徳川家康公顕彰４００年プラン」のツアーを企画している。

◆徳川家康公顕彰４００年関連銘柄

　銘柄＜コード＞　　　　　　　コメント

博報堂ＤＹ＜2433＞　　　　「大関ヶ原展」を主催
テレビ朝日ＨＤ＜9409＞　　「大関ヶ原展」を主催
名鉄＜9048＞　　　　　　　ラッピング電車を運行
ＫＮＴＣＴ＜9726＞　　　　「徳川家康公顕彰４００年プラン」ツアーを企画
リクルートＨＤ＜6098＞　　旅行予約サイト「じゃらん」で徳川家康公４００年祭プランを提案