全国の約1万7000店の店舗で販売
「理想的なビジネスモデル」とも評されたコンビニコーヒーで新たな“文化”を生み出したコンビニエンスストアだが、2015年、さらなる新戦略で攻勢をかけようとしている。それが「コンビニドーナツ」だ。セブン-イレブン・ジャパンでは、昨年11月にドーナツ市場への参入を発表し、今年からドーナツを本格販売するという。
同社のドーナツ市場参入の背景には、「セブンカフェ」の成功がある。13年に本格参入し、淹れたてコーヒーを販売する「セブンカフェ」は14年度に7億杯を販売する計画だが、従来は、コーヒーと菓子パンなどをついで買いする顧客は少なかった。そこで、相性の良い商品としてドーナツを本格販売するという。既に一部店舗では試験的に販売しているが、今年中に全国の約1万7000店の店舗で販売するようにし、16年度には6億個の販売を見込む。
セブンが販売するドーナツは、専用工場で製造した商品をカウンター横の専用ケースに並べ販売するというもの。店内でできたてを提供する専門店と異なるため、それに負けない商品を作るために開発に協力した企業も多い。また、他のコンビニの動向も注目される。一方、これまで市場をほぼ独占してきたミスタードーナツは影響が避けられないとみられるが、市場が縮小するなかで、活性化につながることも期待されている。
◆コンビニドーナツに関連する銘柄
銘柄<コード> 各社の取り組み
カルビー<2229> 子会社がセブンイレブンの一部店舗で先行販売しているドーナツを製造
Jオイル<2613> セブンドーナツ向けに体にやさしい専用の油を開発
ローソン<2651> 店内であげたハワイアンドーナツを販売
味の素<2802> セブンドーナツに同社の持つ酵素技術を応用
ダスキン<4665> 競争激化の半面、セブンドーナツ本格展開による市場活性化の側面も
富士電<6504> 店舗で販売する際の専用ケースを開発、セブンカフェの抽出マシンも開発
ファミリーマート<8028> 袋入りの「オールドファッションドーナツ」など独自のドーナツ商品を販売
同社のドーナツ市場参入の背景には、「セブンカフェ」の成功がある。13年に本格参入し、淹れたてコーヒーを販売する「セブンカフェ」は14年度に7億杯を販売する計画だが、従来は、コーヒーと菓子パンなどをついで買いする顧客は少なかった。そこで、相性の良い商品としてドーナツを本格販売するという。既に一部店舗では試験的に販売しているが、今年中に全国の約1万7000店の店舗で販売するようにし、16年度には6億個の販売を見込む。
セブンが販売するドーナツは、専用工場で製造した商品をカウンター横の専用ケースに並べ販売するというもの。店内でできたてを提供する専門店と異なるため、それに負けない商品を作るために開発に協力した企業も多い。また、他のコンビニの動向も注目される。一方、これまで市場をほぼ独占してきたミスタードーナツは影響が避けられないとみられるが、市場が縮小するなかで、活性化につながることも期待されている。
◆コンビニドーナツに関連する銘柄
銘柄<コード> 各社の取り組み
カルビー<2229> 子会社がセブンイレブンの一部店舗で先行販売しているドーナツを製造
Jオイル<2613> セブンドーナツ向けに体にやさしい専用の油を開発
ローソン<2651> 店内であげたハワイアンドーナツを販売
味の素<2802> セブンドーナツに同社の持つ酵素技術を応用
ダスキン<4665> 競争激化の半面、セブンドーナツ本格展開による市場活性化の側面も
富士電<6504> 店舗で販売する際の専用ケースを開発、セブンカフェの抽出マシンも開発
ファミリーマート<8028> 袋入りの「オールドファッションドーナツ」など独自のドーナツ商品を販売