本日からスタートする“サンタクロース・ラリー”
今週の相場動向は、本日欧米市場がクリスマスの休場、明日もボクシングデーということもあり、一休みといった様相。
本格的な動きは29日からになりそうですが、見逃してはならないワードが・・・“サンタクロース・ラリー”。
世間一般では、サンタクロースは25日のクリスマスにプレゼントを持ってやって来るという認識ですが、相場の世界のサンタクロースはクリスマスの後にやってくると言われています。
昨年12月2日のWSJに掲載されていた記事から、1896年のNYダウ平均創設以降110年を超えるデータに照らし合わせて見ると、12月の最終5営業日から年明け1月の当初2営業日の7日間のダウ平均株価は、平均上昇率が1.7%(この期間以外の7営業日の平均上昇率は0.2%)、上昇確率は77%という結果とのこと。
これはあくまで確率論という前提の下、今年の相場に当てはめてみると、本日25日を起点に年明け1月5日までの7営業日は上昇する確率が“データ的には”高いということ。
それを裏打ちするかのように、23日に発表された米GDP第3四半期確定値が5.0%(予想:4.3%、前回値:3.9%)、同個人消費が3.2%(予想:2.5%、前回値:2.2%)と、今のところ米国経済の好調さが目立ちます。
ファンダメンタルズの側面からも、昨今株式相場との相関性が比較的高いドル円相場について下支えがしっかりしていると捉えることができ、また日米金融政策のコントラストが明確な状況下、ドル円相場の高値更新は時間の問題と考えてよさそう。
テクニカルの側面でも、現在のドル円・日足・一目均衡表を見てみると、大きなトレンド形成はもう少し時間を要するものの、先行スパン(いわゆる“雲”)を見る限り下支えがしっかりしていると捉えてよさそう。
ただし、米経済の好調さが取り沙汰されるにつれ、ひいてはFRBのゼロ金利政策早期解除観測につながることもあり、ドル円相場は株価の動向とシンクロする可能性も念頭に入れる必要が。
記憶に新しいところでは、2013年11月から上昇基調を継続していたドル円相場が、2014年の年明けを境に方向転換し、新興国問題や中国の信用リスク等の懸念材料もあり、1月2日の105.41円から2月4日の100.75円まで4%以上の下落があった事例も。
<好事魔多し>の言葉を忘れることなく、忘れたころに突如やって来るリスク回避フローにも十分対応出来得るだけのキャッシュの準備(=キャッシュポジション)とそのコントロールを優先して取り組んでみてはいかがでしょうか?
本格的な動きは29日からになりそうですが、見逃してはならないワードが・・・“サンタクロース・ラリー”。
世間一般では、サンタクロースは25日のクリスマスにプレゼントを持ってやって来るという認識ですが、相場の世界のサンタクロースはクリスマスの後にやってくると言われています。
昨年12月2日のWSJに掲載されていた記事から、1896年のNYダウ平均創設以降110年を超えるデータに照らし合わせて見ると、12月の最終5営業日から年明け1月の当初2営業日の7日間のダウ平均株価は、平均上昇率が1.7%(この期間以外の7営業日の平均上昇率は0.2%)、上昇確率は77%という結果とのこと。
これはあくまで確率論という前提の下、今年の相場に当てはめてみると、本日25日を起点に年明け1月5日までの7営業日は上昇する確率が“データ的には”高いということ。
それを裏打ちするかのように、23日に発表された米GDP第3四半期確定値が5.0%(予想:4.3%、前回値:3.9%)、同個人消費が3.2%(予想:2.5%、前回値:2.2%)と、今のところ米国経済の好調さが目立ちます。
ファンダメンタルズの側面からも、昨今株式相場との相関性が比較的高いドル円相場について下支えがしっかりしていると捉えることができ、また日米金融政策のコントラストが明確な状況下、ドル円相場の高値更新は時間の問題と考えてよさそう。
テクニカルの側面でも、現在のドル円・日足・一目均衡表を見てみると、大きなトレンド形成はもう少し時間を要するものの、先行スパン(いわゆる“雲”)を見る限り下支えがしっかりしていると捉えてよさそう。
ただし、米経済の好調さが取り沙汰されるにつれ、ひいてはFRBのゼロ金利政策早期解除観測につながることもあり、ドル円相場は株価の動向とシンクロする可能性も念頭に入れる必要が。
記憶に新しいところでは、2013年11月から上昇基調を継続していたドル円相場が、2014年の年明けを境に方向転換し、新興国問題や中国の信用リスク等の懸念材料もあり、1月2日の105.41円から2月4日の100.75円まで4%以上の下落があった事例も。
<好事魔多し>の言葉を忘れることなく、忘れたころに突如やって来るリスク回避フローにも十分対応出来得るだけのキャッシュの準備(=キャッシュポジション)とそのコントロールを優先して取り組んでみてはいかがでしょうか?