<動意株・25日>(大引け)=栄研化、川上塗料、海洋掘削など

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/12/25 15:11
 栄研化学<4549.T>=後場に入り上げ幅拡大。前引け後に、フランス政府が実施する大腸がんの国家スクリーニング検査に関して、同社のOC-センサーを使用した「免疫学的便潜血検査による結腸直腸癌スクリーニング」が採用されたと発表しており、これを好感した買いが入っている。同検査は15年3月から開始される予定で、CERBA社(臨床検査センター)で同社のOC-センサーを使用した検査を実施する。なお、今期業績への影響は軽微としている。

 川上塗料<4616.T>=後場急伸。午後1時30分に従来無配を予定していた14年11月期の期末配当について、2円の配当を実施すると発表しており、これを好感した買いが入っている。7期ぶりの復配となる1円の普通配当と、14年11月期が100期の節目に当たることから1円の記念配当の合計2円の配当を実施する。14年11月期は堅調な業績推移が見込まれることから復配に踏み切ったとしている。

 日本海洋掘削<1606.T>=後場大幅高。この日、経済産業省が新潟県の上越沖、秋田・山形沖の調査海域において行っていた地質サンプル取得調査で、表層型メタンハイドレートを含む地質サンプルを取得したと発表。これを受けて関連銘柄に注目が集まっているようだ。メタンハイドレートは、メタンガスと水が結晶になった氷状の物質で、日本海側での地質サンプル採取は初となる。経済産業省では6月下旬からおよそ3週間かけて本格的な採掘調査を行っていた。

 東洋合成工業<4970.T>=ストップ高。同社は24日取引終了後に、15年3月期通期の連結業績と配当予想を修正。営業損益を従来の2億6000万円の黒字から5億円の黒字(前期実績は4億4400万円の赤字)に増額したほか、2期ぶりの復配も発表した。通期の売上高予想も162億円から167億円(前期比11.8%増)に上方修正。電子材料関連の需要が堅調に推移していることや、円安の進行が業績を押し上げる。配当は期末に普通配当6円と創立60周年記念配6円の計12円を実施する。

 クラウドワークス<3900.T>=切り返し急。前日からきょう朝方の下げを好機とみた大口の買いが10時半過ぎに流入、動きが一変している。今月12日にマザーズに上場した直近IPO銘柄で、ネット上での人材マッチングサービス(クラウドソーシング)を手掛けており業績成長に対する期待値が高い。クラウドソーシング市場は、安倍政権が掲げるビジネス分野での女性の活用など時流を味方につけ急拡大が見込まれている。

 ULSグループ<3798.T>=堅調。午前11時ごろに、傘下のウルシステムズがT-MEDIAホールディングス(東京都目黒区) の運営するエンタメ&ライフスタイル総合情報サイト「T-SITE」において、統合認証基盤およびビッグデータ解析基盤を構築したと発表しており、これを好感した買いが入っている。T-MEDIAはTポイントが貯まるショッピングモール「T-MALL」や、ネット宅配レンタルサービス「TSUTAYA DISCAS」など複数のネットサービスを運営しており、国内最大級の会員数を有する企業。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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