東洋ＢＥＮＧは反発、図研、ＮＲＩとの資本業務提携を好感

　東洋ビジネスエンジニアリング＜4828.T＞は反発。一時、前週末比２３３円高の１５９０円まで買い進まれている。
　同社は１９日、図研＜6947.T＞および野村総合研究所＜4307.T＞と資本業務提携することを明らかにした。東洋ＢＥＮＧは製造業向け基幹業務システム（ＥＲＰ）の構築・導入サービスなどを柱としているほか、図研は製造業向けの設計・製造支援（ＣＡＤ／ＣＡＭ）および製品情報の管理に関するソリューションの提供で強みを持つ。生産管理システムに強い東洋ＢＥＮＧと製品情報管理システムを得意とする図研は、両社の特徴を生かし業容の拡大を目指し合弁会社を設立する。
　また、東洋ＢＥＮＧはＮＲＩのナビゲーション・コンサルティング力を活用しＥＲＰ構築・導入支援サービスでの顧客への提供価値の向上を図る。
　この資本業務提携に伴い、図研とＮＲＩはそれぞれ東洋ＢＥＮＧの株式８４万株（発行済み株式数の１４％）を取得する。これにより図研とＮＲＩはともに東洋ＢＥＮＧの第２位の株主となる。東洋ＢＥＮＧの親会社である東洋エンジニアリング＜6330.T＞の保有株比率は従来の５１．０％から３２．４％に低下する。

東洋ＢＥＮＧの株価は９時３５分現在１３６３円（△６円）
図研の株価は９時３５分現在１１４５円（△２円）
ＮＲＩの株価は９時３５分現在３７５５円（△▼０円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）